ドラえもん

 Aパートは「ドラえもんだらけ」。小学生の頃に読んで印象深かったタイムパラドックスものが原作で、ソツなくアニメ化されていたように思います。それにしても、ここ最近の原作の選び方を見ていると、これはやはりお父さんお母さん世代の30代後半〜40代前半(最近は晩婚化が進んでいますから)を狙っているのかも、という気がします。
 Bパートは「ココロコロン」で、人形の心がわかるようになるというファンタジックなエピソード。Aパートの不条理SF的エピソードに対して、こちらはしみじみ感動させるタイプのエピソードで、番組全体としてのバランスもよく取れていると思いました。
 次回は「王冠コレクション」のエピソードだそうで、これまた楽しみです。小学生の頃、「ものの値打ちって何だろう。宝石だって、誰も欲しがらなければただの石ころにすぎない」というドラえもんの言葉が印象深く、後に、この言葉は経済というものの本質を衝くものだったなあ、と振り返ったことを思い出します。