ギャラリーフェイク 第32巻

 長期シリーズの最終巻。4つの短編エピソードと1つの長編エピソードで構成されています。短編エピソードはいずれも『ブラックジャック』を思わせるようなストーリーで、この作品がもともと『ブラックジャック』へのオマージュという側面を持っていたことを思い出しました。そして最終エピソードは、オールスターキャストとまではいかないものの懐かしいサブ・キャラが多数登場し、いかにも最終話にふさわしい印象でした。
 一応これで終了ということのようですが、これならインターバルをおいて、いくつかの追加エピソードを作れそうな感じです(『ブラックジャック』が、完結後にも単発の読みきりとして発表され続けたように)。