学園アリス 第25話

 オリジナル展開のクライマックス。う〜ん、ストーリーの流れとしては、かろうじて軟着陸できたか?という感じです。原作の進行具合からすると、学園の暗部に切り込むことは難しかったでしょうから、釈然としないもの(ペルソナなど)を残した幕切れになってしまうことは避けられなかったのかもしれませんが、やはり急ぎすぎた印象は否めません。
 「アリスは自分の一部であって、否定することはできない」という結論自体は理解できますし、(特にアニメ版で強調されて描かれてきた)蜜柑を中心とした仲間たちのつながりが、やがて学園を変えていく希望になるだろうという展開も、理屈としてはわかるのですが、あまりにも詰め込まれた展開だったので、十分納得できるところまではいかなかった、というところです。ただ、「心読み君」が意外な活躍をしたのは面白かったのですけれど。