雪の女王 第2話

 ゲルダが薬草を探しに飛び出す場面で、最初に観た時は「雪割りヨモギさ〜ん」と叫んでいるのだと思ったのですが、アニメ感想ブログを見回ってみると、これは「雪割りヨモギじゃ〜」だったそうで、う〜ん豪放磊落だなあ。後にカイを救うために旅立つことを考えれば、これくらいがちょうどいい、ということなのかもしれません。
 この作品の時代は19世紀半ばだそうで、ゲルダやカイの生活については相当にリアリズム重視という印象の描写がなされていますが、一方で雪の女王やその僕のトロル(?)達の描写は非常にファンタジー的で、私の世代では『リボンの騎士』あたりを思い出させるような感じであり、いまのところ両者は水と油のように分離しているように思われます。さて、これからどういう展開によって両者が融合することになるのか、出崎監督ならそのあたりは当然計算済みなのでしょうから、期待したいと思います。
 ところで、直後のミニ番組『シリーズ世界遺産100』でカリヨンというヨーロッパの鐘が出てきていましたが、このカリヨンが鳴り響くのを聞いていると、ますます『リボンの騎士』を思い出さずにはいられませんでした。