中山文部科学相

従軍慰安婦という言葉なかった、歴史教科書で中山文科相
2005年06月12日01時24分

 中山文部科学相は11日、静岡市で開かれたタウンミーティングで、歴史教科書に関連して、「そもそも従軍慰安婦という言葉は、その当時なかった。なかった言葉が教科書に出ていた。間違ったことが教科書からなくなったことはよかったと評価した」と述べた。従軍慰安婦や強制連行の記述が「減って良かった」とした昨年11月の自らの発言の真意を説明する中で言及した。

http://www.asahi.com/politics/update/0612/002.html?t5

 「当時なかった言葉を歴史教科書で使うのがいけないのであれば、「平安時代」や「鎖国」といった言葉を使うのも間違いということになってしまう」という批判が『新しい歴史教科書』の発行当時からなされていましたが、中山文部科学相はそういった批判には全く目を通したことがないのでしょうか。もっとも、歴史学というものについてごく基本的な知識があれば、御自分の発言のおかしさがわかりそうなものなのですが。