靖国参拝問題

靖国参拝古賀誠氏「配慮が必要」 遺族会会合で
2005年06月12日01時09分

 日本遺族会(会長・古賀誠自民党元幹事長)は11日、都内で幹部による会合を開いた。出席者によると、古賀氏は小泉首相靖国神社参拝について「遺族会の悲願で、ありがたいが、並行して英霊が静かに休まることが大事だ。近隣諸国に配慮し、理解してもらうことが必要だ」との考えを示したという。

 小泉首相は01年の総裁選で、遺族会などから支持を得ることを念頭に、靖国参拝を「公約」した。首相の参拝実現を運動の大きな柱と位置づけている遺族会のトップが、参拝に強く反対している中国、韓国などへの配慮を改めて求めたことで、参拝継続の姿勢を見せている首相は、さらに厳しい判断を迫られそうだ。

 古賀氏は2日に開かれた派閥の会合でも、「立場のある人たちの発言は、近隣諸国にも気配りが必要だし、外国に思いやりも必要だ」と語っている。

http://www.asahi.com/politics/update/0612/001.html?t1

 靖国神社A級戦犯を「英霊」として顕彰し、かつての戦争も「日本の独立をしっかりと守り、平和な国として、まわりのアジアの国々と共に栄えていくためには、戦わなければならなかった」と主張しているわけですが、このような立場をとる靖国神社に参拝することを、どうやれば「近隣諸国に配慮し、理解してもらうこと」ができるのか、想像することもできません。