トップをねらえ2 第3話

 ストーリーはわかりやすい展開で、おそらくこれまでの3話の中で最も観易い作品になっていると思います。また、戦闘シーンの迫力も更に増し、絵的な見所も多いです。しかし、『エースをねらえ』が元ネタの一つとはいえ、バスターマシンにテニスのサーブをやらせるとは。「マイナス1兆2千万度の冷凍光線」もスゴイ(『アクエリオン』の主題歌の「1億2千年」からでしょうねえ)。
 それにしても、榎戸脚本の個性が強い作品になっていて、氏のファンとしては大変楽しめます。ノノはウテナだったんですね。
「(ノノは)アホウドリだよ」
「知らなかったのかい?ボクはバカなんだよ」(『少女革命ウテナ』)
 考えてみれば、『セーラームーン』の頃から榎戸氏は、「大愚は大賢に通ず」というキャラクターを好んで描かれてきたように思います。