雪の女王 第6話

やはり、「リアリズム」と「童話」とのバランスの取り方が難しい作品だと思います。ストーリーのオチは大甘である一方で、母親が既に一人子供を亡くしていることや、「たまには奇跡でもなければやってられない」という科白などによってバランスを取ろうとし…

トップをねらえ2 第3話

ストーリーはわかりやすい展開で、おそらくこれまでの3話の中で最も観易い作品になっていると思います。また、戦闘シーンの迫力も更に増し、絵的な見所も多いです。しかし、『エースをねらえ』が元ネタの一つとはいえ、バスターマシンにテニスのサーブをや…

ケロロ軍曹 第64話

新しい時間帯に移動した当初は「?」と思うこともありましたが、ここ最近は安定した面白さで、安心して観ていられます。 Bパートでは、何故今頃になって貞子ネタ?とも思いましたが、そういえば『リング2』の米国版が公開されるのでしたっけ。そういえば、…

靖国参拝と東京裁判

「東京裁判、正しかったか」 森岡氏、議員懇でも発言 2005年06月22日16時16分 「誇りある歴史、伝統をもつ日本を次代に伝える」などをうたう超党派の日本会議国会議員懇談会(会長・平沼赳夫前経済産業相)は22日、国会内で総会を開き、首相の靖国参拝継続…

エマ 第12話(最終話)

エマの過酷な生い立ちを知ったウィリアムが、自分のエマに対する恋愛感情の甘さを認識する、という展開までは予想通りでしたが、こうもはっきりと悲恋の物語としてシリーズを終わらせるとは、さすがに驚きました。最後に、ウィリアムがエマへの想いを新たに…

雪の女王 第5話

19世紀中頃を舞台にしたアニメ作品としては、過去に『アルプスの少女ハイジ』や『母をたずねて三千里』といったいわゆる「名作劇場」の傑作が存在しますが、それらに比べると、今回のエピソードはリアリティの度合いはかなり低めの印象でした。雪の女王の描…

つくる会シンポジウム

http://d.hatena.ne.jp/claw/20050619を通して、「つくる会」のシンポジウムの内容を知りました。 田久保忠衛理事は、専門である防衛問題の観点から、拉致問題を取り巻く国際的な文脈を説明。1970年代後半に、旧ソ連が西ドイツ国境に中距離ミサイルを配…

靖国参拝問題

小泉首相「靖国に代わる施設はありませんよ」 2005年06月17日13時30分 小泉首相は17日昼、戦没者に対する新たな追悼施設の建設について「わだかまりなく追悼できる施設は検討してもいいと思うが、いかなる施設をつくっても、靖国に代わる施設はありません…

ドラえもん

Aパートは「好きでたまらニャイ」。保護者的なイメージの強くなっていた旧ドラえもんではやりにくかったであろうエピソードで、ネコに恋するドラえもんは、水田わさび氏の新ドラえもんを強く印象付けるものだったと思います。 Bパートの「王かんコレクショ…

松文館裁判

漫画のわいせつ性めぐる裁判、二審も有罪 罰金刑に 2005年06月16日11時16分 露骨な性描写がある成人向け漫画「蜜室(みっしつ)」を売ったとして、わいせつ図画頒布の罪に問われた出版社「松文館」(東京都豊島区)社長・貴志元則(もとのり)被告(56)の…

エマ 第11話

エマの過酷な生い立ちを聞いて、衝撃を受けるウィリアム。そして次回が最終回。 う〜ん、これはつまり、ウィリアムがエマに対して本当に恋愛をしようと決心するまでを描くというシリーズだった、ということなのかしらん。だとすれば、第1話でウィリアムがエ…

中山文科相

従軍慰安婦発言、中山文科相が釈明 2005年06月13日19時53分 中山文部科学相は13日、都内で記者団に対し、従軍慰安婦に関する11日のタウンミーティングでの発言について「そういう方々が日本人も朝鮮半島出身の方もいっぱいいて、筆舌に尽くし難い苦労を…

雪の女王 第4話

出崎監督作品の、旅立ちのシーンはやっぱり燃えるなあ。ただ、ゲルダの旅を描きつつ、その旅にアンデルセンの童話のエピソードを織り込んでいく予定だそうですが、19世紀中頃という時代設定を最初に提示しているので、ファンタジーの面とリアリズムの面をど…

靖国参拝問題

靖国参拝、古賀誠氏「配慮が必要」 遺族会会合で 2005年06月12日01時09分 日本遺族会(会長・古賀誠自民党元幹事長)は11日、都内で幹部による会合を開いた。出席者によると、古賀氏は小泉首相の靖国神社参拝について「遺族会の悲願で、ありがたいが、並行…

中山文部科学相

従軍慰安婦という言葉なかった、歴史教科書で中山文科相 2005年06月12日01時24分 中山文部科学相は11日、静岡市で開かれたタウンミーティングで、歴史教科書に関連して、「そもそも従軍慰安婦という言葉は、その当時なかった。なかった言葉が教科書に出て…

ドラえもん

Aパートは「ドラえもんだらけ」。小学生の頃に読んで印象深かったタイムパラドックスものが原作で、ソツなくアニメ化されていたように思います。それにしても、ここ最近の原作の選び方を見ていると、これはやはりお父さんお母さん世代の30代後半〜40代前半…

靖国参拝問題 雑感

靖国参拝擁護論の中で、「A級戦犯はすでに赦免されて名誉回復がなされているのだから、参拝することに問題はない」というご意見の方をよく見かけるような気がするのですが、これがどうもよくわかりません。 靖国神社の認識では、A級戦犯とは「形ばかりの裁…

高野和明『13階段』

少しだけ読むつもりが、ついつい一気読みしてしまいました。さすがに宮部みゆき氏が絶賛されているだけのことはあって、実に読み応えのあるミステリだったと思います。 死刑制度のありようについての描写は、賛成・反対の一方に片寄らないバランス感覚が素晴…

雪の女王 第3話

カイが雪の女王に連れ去られ、いよいよ物語が本格的にスタートです。カイの目にのみ雪の女王が見えてゲルダの目には見えないという描写は、オーソドックスながら、ファンタジーの世界と現実の世界とを上手く融合させていたように感じられました。 それにして…

ドラえもん

Aパートの、のび太くんとしずかちゃんの人格を入れ替えるという『転校生』的エピソードは、新『ドラえもん』らしい、考えようによってはあぶないネタでした。男の子のように木登りや野球を思いっきりやりたい、と考えるしずかちゃんの描写にはやや古臭い印…

ケロロ軍曹 第61話

Aパートは、やたらと運の悪い綾波的美少女転校生の正体は?、そしてBパートは、夏美とサブローが閉じ込められて宇宙に打ち上げられる?という話。どちらもすっきりとまとまって、オチも上手くいっていたと思います。やはり、夏美とギロロは美味しいですね。

靖国参拝問題

靖国参拝、私的と強調 小泉首相 2005年06月02日23時02分 小泉首相は2日の衆院予算委員会で、靖国神社参拝について「首相の職務ではなく、私の信条から発する参拝に、他の国が干渉すべきでない。自分自身の判断で考える問題だ」と述べた。参拝を私的なものと…

A級戦犯

A級戦犯の法的な位置づけについて、佐藤和男「日本は東京裁判史観により拘束されない」という不可思議な論文を読み、強い違和感を覚えながらも、なにしろ法学については通り一遍の知識しか持ち合わせていないので、具体的にどこに問題があるのか、明確にす…

ガメラの新作映画

人気怪獣のガメラが6年ぶりに復活する。生誕40周年を飾る記念映画で、タイトルは「小さき勇者たち〜ガメラ〜(仮題)」。ガメラが卵からふ化し、子供たちとともに成長していくという、ルーツに迫る新機軸の内容だ。田崎監督は「ガメラという映画スターが…

雪の女王 第2話

ゲルダが薬草を探しに飛び出す場面で、最初に観た時は「雪割りヨモギさ〜ん」と叫んでいるのだと思ったのですが、アニメ感想ブログを見回ってみると、これは「雪割りヨモギじゃ〜」だったそうで、う〜ん豪放磊落だなあ。後にカイを救うために旅立つことを考…

靖国参拝問題

朝日新聞5月28日 社説「東京裁判否定 世界に向けて言えるのか」より引用 一宗教法人とはいえ、靖国神社も同様だ。そのパンフレットで「日本の独立を守り、アジアの国々と共に栄えていくためには戦わなくてはならなかった」と先の戦争を正当化し、戦犯を「連…

靖国参拝問題

朝日新聞5月25日夕刊 論壇時評 金子勝『敗北のナショナリズム』より引用 たとえば、仮にドイツのシュレーダー首相がナチス幹部の墓参りをすれば、EUにおいて彼の政治生命は絶たれるだろう。保守派にはこうした国際感覚そのものが欠けている。

靖国参拝問題

http://www.asahi.com/politics/update/0524/005.html 「靖国参拝への批判は内政干渉」などいう主張は、およそ論理的とは言い難いです。既に多くの人々が指摘されている通り、A級戦犯は極東軍事裁判において有罪とされ、その裁判の結果を受け入れることで日…

雪の女王 第1話

出崎演出と杉野作画による名作劇場とくれば、『家なき子』を思い出すところですが、実に手堅い作りの第1話でした。アンデルセンの様々な作品を取り入れつつ全39話のシリーズ構成をしていくそうですが、なかなか期待が持てそうな印象です。 声優陣も、幼馴染…

これが私の御主人様 第7話

「わが仙術から簡単に抜け出すことは出来んぞ!」 この科白からすると、義貴・父の声は青野武(一清道人)氏だろうか、と予想していましたが、何と秋元羊介(アルベルト)氏だったので、大笑いさせて頂きました。おまけに、「レディー・ゴー(東方不敗)」ま…